globalize.now vs Lovalingo
globalize.now とLovalingoは、Lovableアプリをローカライズするための異なるアプローチです。LovalingoはプロバイダーとしてReactアプリをラップし、ブラウザ上で翻訳します。globalize.now はAIエディタ向けスキルとしてインストールされ、Lingui形式のPOカタログをコミットし、プッシュのたびにそのカタログを更新します。
Lovalingoは、Lovableアプリにそのまま組み込めるオーバーレイとして設計されています。ブラウザ上でコンテンツを検出・翻訳し、ロケール別URLとhreflangを生成、さらに言語切り替えスイッチャーも追加します。ロケールファイルを自分で管理する必要はありません。一方globalize.now はリポジトリを起点とするアプローチです。Lovableワークスペースのスキルとしてインストールするか、CursorやClaude Codeで `npx skills add globalize-now/globalize-skills --all` を実行し、アプリの変更に合わせて src/locales/[locale]/messages.po ファイルを作成・維持します。
Lovalingoを選ぶべきケース…
Lovalingoは、Lovable向けアプリ用のReactランタイムライブラリ(`@lovalingo/lovalingo`)です。アプリをプロバイダーでラップし、コンテンツを検出してブラウザ上で翻訳、ロケール別URL、hreflang、言語切り替えスイッチャーを追加します。
こんな場合はLovalingoがおすすめです:
- Lovableアプリに手早くブラウザ内オーバーレイを導入したい。
- 無料プランの上限である月間訪問者数500人以下に収まっている。
- リポジトリで管理するカタログや検索エンジン向けのレンダリングを重視していない。
globalize.nowを選ぶべきケース…
globalize.now は、AIエディタから動作するAI駆動のローカライゼーション基盤です。Lingui形式のPOカタログをリポジトリにコミットし、ロケールごとのテキストをHTML内で提供します。
次のような場合はglobalize.nowがおすすめです:
- 表示時に組み立てるのではなく、配信されるHTMLに翻訳済みテキストがあらかじめ含まれていてほしい。
- ロケールファイルをGitにコミットし、同じプッシュで作成されるPRによって更新されるようにしたい。
- トラフィックや対応言語が増えることを見込んでおり、訪問者数に応じた料金体系は望んでいない。
機能比較(概要 ― 詳細は各社の公式サイトでご確認ください)。
| 機能 | globalize.now | Lovalingo |
|---|---|---|
| 翻訳データを自分のリポジトリにコミットし、自ら所有する | あり | なし |
| 配信HTMLにロケールごとのテキストが含まれ、JavaScriptを実行せずにインデックス可能 | あり | なし |
| 未翻訳テキストの一瞬の表示や、遅れたテキスト差し替えによるレイアウトのずれがない | あり | なし |
| 翻訳がビルド時またはpush時に行われ、ブラウザ内で訪問者ごとに行われない | あり | なし |
| AIエディタ内にスキルとしてインストールできる | あり | なし |
| 新しい翻訳が本番反映されるまでの時間 | 数分 | 最大24時間 |
| push のたびに新しい文字列を検出し、カタログを同期し続ける | あり | 部分対応 |
| 既存の稼働中サイトへ、ビルドし直さずにオーバーレイを載せられる | なし | あり |
| コード変更なしで、最速で導入できる | 部分対応 | あり |
| Gitリポジトリを接続しなくても利用できる | なし | あり |
| 訪問者数や単語数による課金上限がない | あり | 訪問者数に応じた料金 |
- * 翻訳データを自分のリポジトリにコミットし、自ら所有する: 補足: Lovalingoは表示時にクライアント側で翻訳を行うため、ロケールファイルをリポジトリにコミットすることはありません。
- * 配信HTMLにロケールごとのテキストが含まれ、JavaScriptを実行せずにインデックス可能: 補足: Lovalingoは Reactランタイムのオーバーレイであるため、翻訳済みテキストはブラウザ上で組み立てられます。
- * 新しい翻訳が本番反映されるまでの時間: 補足: Lovalingo自身のアプリ内でも、翻訳とページの反映に最大24時間かかる場合があると記載されています。
- * 訪問者数や単語数による課金上限がない: 補足: 料金プランは変更される可能性があるため、各社の料金ページで最新情報を確認してください。Lovalingoは訪問者数500人までの無料プランを公開しており、それを超えると訪問者数に応じた料金体系になります。
Lovalingoの方が適しているケース
Lovableアプリをランタイムプロバイダーで手早くラップしたい場合や、訪問者数ベースの無料プランがちょうど自分たちの段階に合っている場合はLovalingoを選びましょう。クライアント側での翻訳で問題なく、翻訳ファイルをリポジトリにコミットする必要がない場合は、こちらの方がシンプルな選択肢です。
globalize.nowの方が適しているケース
SEO、Gitによる管理、プッシュ時の自動化を、最速のオーバーレイ導入よりも重視するならglobalize.now を選びましょう。新しい文字列が追加されるたびにカタログを同期させ、更新された翻訳を含むPRを通常数分で作成し、各訪問者のブラウザに翻訳済みテキストの組み立てを頼る必要がありません。
それぞれが有利になる場面
1つのLovableアプリについて言えば、これはどちらか一方を選ぶアーキテクチャの選択です。最速のランタイムオーバーレイを求め、クライアント側での翻訳で問題ない場合はLovalingoが有利です。コードベースで管理する翻訳カタログ、ロケールごとのHTML、プッシュのたびの同期を求める場合はglobalize.now が有利です。どちらを選んでもLovableでの開発は続けられます。違いはローカライゼーションをどこに置くかという点です。
よくある質問
Lovableアプリには globalize.now とLovalingoのどちらが向いていますか?
目的によって異なります。Lovableアプリに手早くランタイムオーバーレイを導入したい場合はLovalingoが向いています。翻訳ファイルをGitで管理し、配信されるHTMLにロケールごとのテキストを含め、アプリが変化し続ける中でもプッシュ時の自動化を求める場合はglobalize.now が向いています。
Lovalingoでは、翻訳が反映されるまでにどれくらい時間がかかりますか?
Lovalingo自身のアプリ内では、翻訳とページの反映に最大24時間かかる場合があると記載されています。globalize.now はプッシュ時に実行され、通常数分で更新されたカタログを含むPRを作成します。
LovalingoはLovableアプリのSEOに悪影響を与えますか?
Lovalingoはロケール別URLとhreflangを生成しますが、翻訳済みテキストは表示時にクライアント側で生成されます。JavaScriptを実行せずとも配信されるHTMLにロケールごとのコピーが含まれていることを重視するなら、globalize.now の方がより優れたアーキテクチャです。
Lovalingoとglobalize.now では料金体系はどう違いますか?
Lovalingoは訪問者数500人までの無料プランを公開しており、それを超えると訪問者数に応じた料金体系になります。最新の数値はLovalingoのサイトで確認してください。globalize.now はワークスペースごとに20ユーロで約400万文字(およそ60万語)分をカバーし、それを超えるとトークンベースで同じ文字単価の料金となります。シート数や対応言語数による追加料金はなく、カード登録なしで5ユーロ分のサインアップクレジットも付いています。
Lovalingoはロケールファイルを私のリポジトリにコミットしますか?
いいえ。Lovalingoは表示時にクライアント側で翻訳済みテキストを生成します。globalize.now は src/locales/[locale]/messages.po のようなパスにLingui形式のPOカタログをコミットします。
どちらの方法でも、Lovableでの開発を続けられますか?
はい。Lovalingoは Lovable向けに設計されており、ランタイムプロバイダーでアプリをラップします。globalize.now はLovableワークスペースのスキルとしてインストールされ、変更を継続的に出荷していく中でもGitを通じて翻訳カタログを同期し続けます。
リポジトリを接続する
アプリ内でリポジトリを接続するだけで、Gitへのプッシュのたびにglobalize.nowがロケールファイルを最新の状態に保ちます。